2017年 10月21日・22日・29日の3日間で「知的障がい者 ガイドヘルパー講習」を行いました。

現在の深刻なヘルパー不足を解消するため、行われたこの講習会。「現在の日本の制度」「ガイドヘルパーの心構え」「障がい当事者の心理」などのテーマで講習を行いました。はちくりうすのスタッフ・ヘルパー、利用者それぞれの立場の人達が交代交代に講師を務め、一丸となって講習会に取り組みました。

私、榎本が担当したのは「障がい当事者の心理 1~身体障がい者編~」という講義。はちくりうすのガイドヘルパーさんとの日々のお出かけで感じていること・ガイド中に困ったことなどをお話させていただきました。

構音障がいを持っているため、初対面の方の前でお話するのに苦手意識を持っていた私。今回は、予めパワーポイントを用意して、伝えやすいように工夫しました。

 

 

 

 

 

 

またボランティアとして関わっている障がいを持っている女性向けのフリーペーパー「Co-Co Life☆女子部」の紹介もさせていただきました。

最初はとても緊張しましたが、受講生の皆さんが真剣に話を聞いてくださったおかげで、次第にリラックスすることが出来ました。

自分の発表の後の質疑応答では、受講生の皆さんの質問に自分の「障がい当事者の目線」から回答させて頂きました。終了後には受講生の方から「分かりやすかったです。」「勉強になりました。」というコメントを頂けました。他にも、精神障がいの当事者・知的障がいの当事者からのお話もあり、障がいと一言で言っても実際は多種多様であるとお判りいただけたと思います。

講座終了後、お2人の受講生さんにインタビューしてみました。

Q:どうして受講しようと思ったのですか?

Hさん

Hさん「先月にヘルパーの登録をし、その際に講習があることを知りました。」

Sさん

Sさん「定年を迎え、第二の人生として社会貢献をしようと思ってきました。身近なものとして、ガイドヘルパーに興味を持ちました。」

Q:参加してみていかがでしたか?

Hさん「普段考えないことを考えました。具体的には、相手の考えていることを読み取るということ。言葉だけではなくて、ジェスチャー・視線や表情なども考慮していきたいと思います。」

 

そして、受講生の皆さんからの質問にできる範囲で回答させていただきました。

Sさん:「少し前にあった、車いすの男性が飛行機の搭乗を拒否された問題については、どのようにお考えでしょうか。」

榎本:「飛行機会社が一方的に悪いというわけではない。利用者側も、事前に車いすであることを申告しておけば違った対応になったかもしれない。障がいがあるからという理由で何でも許されるわけではないと思う」

最後に私からお二人に感想を聞いてみました。

Sさん「ガイドヘルパーは良い制度だと思った。気軽に考えていたのだが、命を預かる仕事だと分かった。」

Hさん「対人の仕事なので、一般的なマニュアルはあっても個別のマニュアルではないので、ヘルパー一人ひとりが勉強しないといけない」

お互いに質問しあうことで、相互理解に繋がりました。はちくりうすでは今後もヘルパー講習をしていきます。