http://www.youtube.com/watch?v=JuX4KjPIBDg&sns=em・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガッデム!休憩中なのに呼んだのはお前さんかい?

まぁ、お前さんに呼ばれなくとも実はお話ししたい事が山程ありましてねぇ。なんだろうね〜何十年ぶりかに表現したくなって、この碑文谷公園に舞い降りたってな訳よ。

えっ?雲の上でも相変わらず五感を働かしてる毎日なんじゃないかって?

まぁ、相手がいれば微妙な距離を保ったり、言葉を選んだり、食事1つにしても美味いものであれば、「これは不味い物なんだ」と不味そうに食べたりと、毎日が試行錯誤で自分自身の感覚を一度殺してるかもしれないな。

まぁ、これも役者の性とでもいうんじゃないかしら。たださぁ、これは特別な事じゃないからねぇ。 何故そんな事が言えるかって?

おいおい、分かってる事をワザとらしく聞くもんじゃないよ。お前さんのその思考を俺は疑うぜ!冗談は顔だけにしてくれよ。 えっ?本当にお前さんは意味がわからないのか?あのなぁ特別に話すとね…ァ〜例えばさ、家にゴキブリが出たとするじゃない?

そのゴキブリを見てさぁ ・・・・・アン?おい、お前さん、今クスッと笑ったろ?

おい、カメラと音声止めて。今日は中止だ。人が真剣に話している時にだなぁ、笑ったろ? 駄目だ駄目だ、俺の温度が下がったよ。 あのなぁ、話を聞くときは真面目に聞いてくんないとさぁ、温度が下がる訳よ?どんだけ真剣にぶつかってきてるか…目と頷きかたでわかるんだよ。

ごめんなさい?許してくれ? いや、許すも許さないてお話じゃないのこれは。怒りを通り越してさぁ、温度が下がったていってるんだよわかる? 脱力てのはさぁ、リラックスだけの意味じゃないのよ。 そうやってさぁ、人の真剣さを鼻で笑われたら脱力の何者でもない訳でさぁ…お前さんのなぁ、心無い肉体を使わない俺に対するバイオレンス的な瞬間が今ここにあった訳よ。

まーなぁ、それを肝に命じて一週間後ここにくるように。いいな!分かったか!お母さん泣かせんなよ!

続きは一週間後。今日は温度が下がって何もする気になりやしないよ。

まぁ〜今日は最悪な展開かもしれんがなぁ、俺も仏になるって話でさぁ、水にながそうじゃないの。一週間後、一週間後だぞ。またここにくるんだぞ。またここで夜9時にちゃんとインタビュー受けてやるから。

いいな!まったくさぁ私は誰に対しても真剣にヤらん奴には容赦しないのよ。男女問わずねぇ。 それじゃな!一週間後だぞ。 http://www.youtube.com/watch?v=k0iPBhi67xE&sns=em

よし、一週間たったんで約束通りインタビューに答えようじゃないの。 今日はふざけて話を聞くんじゃないぞ!ただ、まずは一週間、お前さんは何をやって過ごしていたか聞こうじゃないの。

これはさぁ、俺の場合、1つの作品始める前に相手の共演者と飲んだり麻雀したりして体温を確かめたり、フィーリングを確かめたり、何だろうね〜いきなり芝居に入りたくないのよ。

いきなり走るのはよくないじゃない?準備体操とでももうしましょうかね。

まぁ敬遠されがちな俳優としてな感じに、お宅さんらは俺を見てると思うんだろうけど、中々心開けない部分があるし、結構、臆病なところもありましてねぇ。 まぁ、この話しは、あまりまわりに話さないでちょうだいよ。

ああ、一週間何をやっていたか聞く前におまえさんのやっている番組名と名前を聞いてなかったねぇ。

えーっと番組名

☆「チンケな私、サイケな貴方」☆

取材班、兼、司会がお前さん 星野芋実なのね。

番組名は随分自分を下に見ては謙虚じゃないのよ?たださぁ、あんまり謙虚になりすぎないように生きてもいんじゃないかしらねぇ。 俺は媚びる事が嫌いでねぇ。 サイケな私、チンケな貴方くらいに先取りする気持ちでやってきたからさ。 まぁ、これは人様から見たらエゴイストかつゴーマンだと判断されたらそれまでなんだがねぇ(笑)

あとさぁ、俺が1人で喋ってるみたいだからさぁ、星野芋実さん、お前さん、ホシイモって簡略して呼ばしてもらいましょうか、ホシイモちゃんの声も欲しい訳よ。

フリップに対して会話なんて、あんた1人芝居じゃないんだからさぁ。

星野:「ごめんなさい!それでは優○さん!ここからはフリップ無しのinterviewに変更させていただきますね」

松田優○:「まぁ前半は捻りがあったコミュニケーションと評価しようじゃないのよ。 それじゃ一週間、ホシイモちゃんは何をやっていたか話してちょうだいよ」

星野:「はい!月曜〜金曜日、朝の8時から深夜1時までオフィスにては取材したVの編集や原稿をまとめてはタクシーにて深夜2時に帰宅。http://www.youtube.com/watch?v=-U70yLgVaIQ&sns=em

シャワーを真っ先に浴びては部屋に戻ると10分健康の為に逆立ち。

3時には冷蔵庫からウメッ○を出しては一口飲んで

“ウメ〜ッシュ”と菅野美○さんや宮崎あお○さんでは無く、工藤ゆう○さんバージョンで決めゼリフを吐いた後、ほろ酔い加減にてベッドイン。http://www.youtube.com/watch?v=zMu3P_nc5QQ&sns=em

朝の6時に起床。トーストをくわえては、出社まで余裕があるのに、仕事場まで間に合わない振りをしては、慌てた顔をして出社。

ランニングを兼ねて、健康の為に1時間かけて仕事場に到着。

休憩室にて30分読書。

谷崎潤一郎「痴人の愛」を読んでいる振りをしては、中身は「ワンピース」。あっ失礼しました!松田さんはワンピースご存じで無いかもしれませんがコミックです。

要するに表紙を“ワンピース”から“痴人の愛”に変えては、女性優位を推しに推している文芸作品を真剣に読んでいます、そして知的さと官能さを匂わす妖しい女性なんだ”とを周りにアピールするという、いわゆる

“アザとさ”を全面に出しております。

残り30分はアイマスクをして仮眠。

8時の始業まで充実した流れになっている感じです。 忙しさの中にもenjoyを意識していますね。

土曜日が番組のオンエア、日曜日は寝袋に紐をつけて天井から吊し、ミノムシの気持ちになりながら読書、あるいは茶室にて茶道を学び、1日断食です。 そんな感じですかね」
松田優○「変わってるね〜そういうアウトローに何かに反発し、我を貫いてる姿勢は俺と同じ匂いがするね〜たいした1週間なんじゃないの?自分の肉体や精神を無くしてるし、かなり悪女を研究しては実験的に周囲の反応を見ている部分は女優に向いているんじゃないかしらねぇ?」http://www.youtube.com/watch?v=qO7FAvRrPs8&sns=em
星野:「クンクン。あっ本当だ!おんなじ匂いがしますね!」

松田優○:「つまらない返しで呆れてものが言えないけどさぁ…まぁ今日からお前は俺の妹と認定しようじゃないの。これもご縁とでも申しましょうかね」

松田優○は星野の手をとって握手をガッチリした後、更に強く抱き締めた。

しかし、その抱き締め方もイヤらしく無く、紳士的で包容力のある家族の証のようなものだった。 http://www.youtube.com/watch?v=u2cDuUKrvDg&sns=em

星野:「カ・イ・カ・ン」
松田優○:「俺に対してのオマージュ的なセリフ、素直にありがとう。しかし、あれだねぇ、薬師○の台詞も決まってるじゃないのよ。そういや、薬師○ちゃんとも映画やったのも30年以上前じゃないのかね〜。俺も押さえた「静」を持っての演技、角川さんサイドに乗っかった部分もあるんだよ。あくまでも薬師○の存在を引き立てる部分では新鮮だったのを思いだすし、俺も丸くなりかけてたしね。日常こそドラマに必要な部分と演技にも幅が広がったし、家庭を持って考えた時期だったかもしれんね」 http://www.youtube.com/watch?v=oCeuxnGbGDo&sns=em

星野:「派手な作品では無いけど印象深い作品でしたね。角川映画は小さな時に拝見してますが、本当に重みと有り難みがありました。今は量産された映画がつまらなくなっていると言われてますが、基盤ができてしまっているのが影響してるんでしょうね」

松田○作:「まぁ、先に作ったもんがちだからな。似たり寄ったりする作品も出てくるのは、確かに基盤を作った俺たちの罪とでもいいますか・・・・・・・・・この罪って言葉は俺たちにしたら誉め言葉にはなるがね。 ただ、そこには勝新さんだったり、岸田の森ちゃんだったり演技にも偶然性と完璧な部分、あるいは完璧じゃない屈折したマイナスな演技をかもしださないと、作品事態がサラリーマン化して、見てるほうがソッポをむくわけでさぁ…。

まぁセリフを覚えて、大きいプロダクションにごり押しされてこなしていくだけの役者は消えていくだろうな。

まぁ、あんまり口答えすると干される世界だし、今の芸能界はどうなのかね?

我を通したら干されたり、敬遠されるのがオチなのかね?

まぁ、自分が芝居やってた時はワガママに監督を押し退けてた部分があったかもしれんが、それが通ったのも今との作品作りへの姿勢が違うか、俺の傲慢=筋を通した怒りがスタッフには伝わっていたかもしれんね。過ぎた事だし反省はしないよ(笑) 納得いくまでやった結果がある程度あったしね」

星野:「なるほど。時代のせいにするわけでも無く、面白いか面白くないかに見れるのは脚本以前に芝居をする側、台詞の言い回しだったり細かい部分で作品の空気が変わるとかあるんでしょうね。

ドラマの探偵物語なんて予告から台本にこれでもかというくらい台詞が書き留められていたくだりを以前拝見していました。 アドリブかと思いきや、計算されてる言い回しにも妥協を許してないと感じました。あっ今の芸能界も独立すると干されるという圧力的な部分はありますね」

松田○作:「自己満足と作品の面白さの掛け合いは常に天秤にかけてたのはあるね。 まぁ、誉められるのは騙されているんじゃないかと疑う癖があるが、お前さんは悪くない人間だと分析したよ。素敵なコメントありがとう」

松田○作はポケットから缶コーヒーを取りだし、星野に譲渡。

星野:「あっごめんなさい私コーヒー飲めない…」

松田○作:「ありがとうございます。私コーヒー大好きですぐらいの演技はできないのかよ?

しらけたぜ。まぁ、誇りの報酬として受け取ってくださいな」

星野は「私は女優じゃねぇし、トリッキーに対応を求められても困るわ!でもコーヒーも飲まないと何か言われるだろうし…」と渋々、ブラックの缶コーヒーに口をつけた強風の煽りが厳しい碑文谷公園13時50分の午後だった。 http://www.youtube.com/watch?v=6HdywiZKWVk&sns=em

松田:「ブラック駄目なのか?だったらカフェオレ飲んでると想像して楽しそうに駆け回って飲めよ。 俺はお前さんに笑顔で美味しいコーヒーを飲んでいる芝居を今投げ掛けたんだ」

星野:「ひぇー1回お話を閉めているのにそれは無いですよ!わかりました!楽しそうに飲みますよ!パワハラな感じもしますが…」

と公園を抜け出し、苦手なブラックコーヒーを飲みながら、笑顔で鷹番商店街を駆け抜けた、演技派女優に一歩近づいた星野芋実、14時11分の午後だった。 http://www.youtube.com/watch?v=NZ-2Zhj8bbc&sns=em

第2回に続く
高橋